アトピー治療・医療レーザー脱毛・美容皮膚科なら星ヶ丘皮膚科/七つ星皮膚科(名古屋駅セントラルタワーズ/千種区)

医療法人 愛星会
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日本人は、皮膚が弱いと言われています。皮膚にトラブルが生じた時は、身体の不調を伴っています。当院では症状を治すだけではなく、トラブルを生じない身体づくりのアドバイスをさせていただきます。

亜鉛の重要性

皮膚疾患における亜鉛の重要性

昔の人も知っていた亜鉛の効果
現在亜鉛は、生物の成長や発達に欠くことのできない必須ミネラルとして、成人の一日所要量が12mgとされています。
しかし必須の物と分かるずっと以前から、民間で湿疹や火傷の塗り薬として使われてきました。亜鉛が皮膚の傷を治したり、皮膚を正常に保つ働きがあることが経験的に知られていたからです。
日本人は潜在的亜鉛欠乏症
日本は、ミネラルが少ない土壌で生活していますので、欧米人に比べると血清中の亜鉛量が少なめです。そして、平均的な日本食では一日9mg程度しか取れないと報告されています。日本人の多くは潜在的亜鉛欠乏症(marginal zinc deficiency)の状態にあるといわれるのはそのためです。
亜鉛は皮膚の強い味方
亜鉛は千手観音のように、他のミネラルとは比較にならない程の多くの働きをしています。皮膚においても様々な働きがあります。まず、細胞分裂の酵素が亜鉛関連酵素で、新陳代謝に関係します。皮膚にあるSODも亜鉛で働きます。これは活性酸素を除去する酵素で、炎症を抑えたり、老化を防いだりする大切なものです。性ホルモンも活性化させますので、皮膚に艶がでます。亜鉛だけで幾種類もの健康食品をとるようなものです。
亜鉛が足りている人
 亜鉛が十分足りている人(もちろん他の栄養素も)の肌は、汗と脂質が程よく混じった自家製のクリームが角質(皮膚のもっとも外側)を潤しています。まるで上質なラップの様に薄くしなやかでありながら、外界のダニや埃を寄せ付けず、皮膚の内部から、水分を逃すこともありません。
亜鉛不足と皮膚疾患
亜鉛が不足すると、表皮が肥厚(厚くなり)錯角化(かさかさ)し、肌の色はくすんできます。
以前からニキビ、乾癬、難治性潰瘍などに亜鉛治療をして、効果があると報告されてきました。一方、アトピー性皮膚炎に対しては有効であった報告と、なかった報告があります。もちろんアトピー性皮膚炎の原因はアレルギー性のものであり、亜鉛不足が諸説の原因ではありませんからそれだけでアトピー性皮膚炎が治ってしまう訳ではありません。
亜鉛とアトピー性皮膚炎
日本は諸外国と違って元々亜鉛不足気味であり、重症のアトピー性皮膚炎が圧倒的に多く、社会問題になっています。ステロイドと抗アレルギー剤だけでは治らない患者さんが増えています。アトピー性皮膚炎は炎症が広範囲にあるので亜鉛の消費量が増えています。潜在的に亜鉛不足の日本人ですので、体は十分な補充を求めています。亜鉛の補充で酵素やホルモンを十分に活性化させて、自然治癒力を高めることが亜鉛療法の目的です。
アトピー性皮膚炎治療では7,8割の患者さんに何らかの効果がみられます。三ヶ月くらいで劇的に軽快する人もあれば徐々に効果の出る方もあります。私はアトピーの方はミネラルだけではなく、全体の栄養バランスが必要と考えていますので、蛋白も脂肪も、十分摂っていただいていますが、栄養状態の整った方が治りやすい印象があります。玄米と野菜のように繊維が多く、炭水化物に偏った人は非常に治りが悪くなります。
実際、細胞や血液は蛋白や脂質からできていますから、それらが十分にないと、亜鉛の働く場所がありません。人体を建物に置き換えると、蛋白や脂肪は木材や壁で、亜鉛は釘、大工さんが炭水化物ですね。それぞれバランスよくあることが必要です。
亜鉛の取り方
先程書きましたように、日本人は亜鉛が潜在的に不足気味です。亜鉛を多く含む、牡蠣、肉、魚等を取ることが必要です。玄米はミネラル豊富ですが、食物繊維が多いことや、アトピー性皮膚炎の方に米アレルギーが多いこと等からかえって亜鉛不足になったり、皮膚炎が悪化することがありますから、注意が必要です。当院ではあらかじめ亜鉛だけでなく、銅とマグネシウムが入れてありますので、最初は多目の量を使用して、徐々に維持量(大人 一日45mg)にしていきます。また乳幼児では亜鉛は7~15mgにとどめています。特に食物アレルギーが強く食事制限をしている乳幼児は、栄養状態が良くない場合が多く、ミネラルのバランスを崩しやすいと考えられますので注意が必要です。
個人的にはサプリメントで摂取されるときは、亜鉛だけの摂取では銅不足が起こることもありますので、三ヶ月程度であれば、一日50mgまでの摂取が安全です。数年以上の長期に続けられるときは、一日45mgを越さないようにして下さい。
乳幼児では個人的にはサプリメントの使用はお薦め出来ません。

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